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大聖寺高校でプログラミング授業

 

学校教育課程におけるプログラミング教育の必修化が決定し、小学校では今年度から授業への導入が始まりました。さらに中学校では2021年度、高等学校でも2022年度から実施される予定です。

 

こうした中、加賀市内にある県立大聖寺高校でも2年生の「総合的な探究の時間」を使ってプログラミング教育が実施されることになり、当センターの入居者である㈱インテトラスが依頼を受け、その時間の講師を務めることになりました。

 

インテトラスのお二人は、すでに加賀市内の小中学校でのプログラミング授業のサポートやプログラミング教室の運営などに実績がありますが、今回は高校生が相手。6月から9月までに6回にわたって、同校で18名の高校生を対象にプログラミングの授業を担当するとのことです。

 

この授業ではインテトラスの中さんと四津谷さんのほかに、同じくイノベーションセンターの入居者で、センターの「ものづくりラボ」の運営でもインテトラスを手伝っている下口さん(テクノアルタエンジン)と木下さん(六畳電子設計)のお二人も加わって、共同で講師を務めることになっています。

 

6月にスタートしたこのプログラミング授業では、最初は電子工作入門の定番であるLEDの点滅(通称Lチカ)のプログラムを作成。その後は6つのグループに分かれ、センサー(情報を入力する部品)とアクチュエーター(結果を出力する部品、LEDやモーター、スピーカー)を組みあわせて作品を製作したそうです。 

 

そのほかには、生徒たちから「体温を測定してLEDの色で知らせるシステム」や、「モーターを動かして遊ぶゲーム」、「居眠りすると振動や音で起こす装置」といったユニークなアイデアも出されたとのこと。言語でのプログラムが初めてという生徒がほとんどで苦労している様子も見られましたが、中には自分で入力し動かせるレベルに達した生徒もいるそうです。

 

この授業は9月まで行われる予定ですが、最後の時間はメディアへの発表も予定しているそうで、これからの生徒たちの成長が楽しみですね!